KAWASAKI

2016年 新型Ninja ZX-10Rの実車をチェック!! Winter Test Editionも

フルモデルチェンジとも取れる大がかかりなアップデートを受け、大いに話題を呼んでいる2016年モデルのZX-10R。

市販二輪車としては世界初採用となるバランスフリーフロントフォークや、クランクシャフト・ピストン・排気バルブ・給排気ポートなど各部を見直したエンジン、チタン製のサイレンサー、大容量化(8ℓから10ℓに)されたエアボックス、電子制御スロットル、15.8mmロング化&剛性バランスの見直されたスイングアーム、ステアリングヘッドパイプ位置をライダーに7.5mm近づけたフレームなど、車体各部が徹底的に見直されている。

やはり、今回のモデルチェンジで一番の目玉となるのは、カワサキのファクトリーマシンが採用しているモノと同等のシステムを採用したショーワ製のバランスフリーフロントフォークだろう。このフロントフォークの採用により、押し側と引き側双方の減衰力発生機構をシリンダーの外側に集約したことで、既存のダンパーの弱点であった圧力バランスの変動を抑えることが可能となり、低速時の乗り心地と高速時の安定性という相反する特性を追求しているのだ。

その他、ラップタイマーの作動スイッチ、エンジンブレーキコントロールシステム、ローンチコントロールシステム、シフトアップ時にのみ作動するクイックシフターなども新採用する。

大きな変化はないようにも見えるエクステリアだが、フロントカウル&ヘッドライトやサイレンサーテールランプなどの形状が変更され、テールカウルもよりアップタイプになっている。フロントカウルはあえて大型化することで、空力性能とウインドプロテクション性能が向上しているという。なお、スクリーン脇左右に設けられたダクトは、ヘルメット周辺の乱流を抑えるためのエアインテークだ。

撮影のために押し歩きをしたのだが、ご覧のような路面が凸凹した場所であったためか、その前後ショックの初期動作の軽快さを感じることができた。低速域でのサスペンションの動きが格段に向上したというバランスフリーフロントフォーク&リヤショック。その恩恵はストリートでもしっかりと感じられそうだ。


足着き性はどうなの?

シート高は835mmの設定で、一般的な体格の成人男性では(モデルは身長172cm・体重60kg)両足のカカトが浮く程度の足着き性。だが、ABSモデルで206kgという軽量な車体のため不安は少ない。

なお、スペックだけを見比べると、2015年モデル比で22mmシート高がアップしているが、これはシート高の計測方法が変わっただけであり、実際にはシート高に大きな変化はないという。


KRT Winter Test Editionも登場!!

2016年モデルのZX-10Rでは、WSBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦しているKRT(カワサキ・レーシング・チーム)が冬季テスト時に採用しているカラーリングを再現したカラーリングもラインナップしている。タンク部やフロントフェンダーにあしらわれたKAWASAKI Racing Teamのロゴや、スクリーン部の“冬”が印象的。内外ともに、まさにファクトリーマシンそのものといった仕上がりだ。

ZX-10R KRTウインターテストレプリカの詳細とスペックに関してはコチラで。